在宅勤務やテレワークの人は必見!超簡単な防音対策をご紹介!
「子供の騒ぐ声やテレビの音でテレワークに集中できない」
「近所の学校からの音や、工事の騒音がうるさくてWEB会議ができない!防音対策しないと!」
「ZOOM会議や電話の内容が周囲に丸聞こえ!機密情報なのに・・・」
コロナ禍でのテレワーク推進で、在宅ワークをしている方が多くいらっしゃる昨今。
在宅テレワークで通勤の負担が減ったのはいいけれど、今度は音漏れや騒音の問題に悩まされてはいませんか?
この記事を読めば、誰でも簡単にできる防音対策について知ることができます。是非ご覧ください。
テレワークは仕事に集中できない?
テレワークを行っている人は、3つの音に悩まされて、仕事への集中を妨げられていると言われています。
- ①生活騒音の悩み
- ②外部騒音の悩み
- ③音漏れの悩み
どういうことでしょうか?それぞれについて解説していきましょう。
①生活騒音の悩み
お子さんの走り回る音、洗濯機を回す音、掃除機をかける音、食事を作っている音、食器洗いの音など、挙げだすとキリがない程に家庭内で生活音は響いています。
さらには「パパ遊んで~」と、家にいることをいいことに親に遊び相手をさせようとする子供…。
自室の仕事場があれば、ドアを閉めれば若干はマシですが、それでも音は響いてきて、仕事の集中を妨げます。
②外部騒音の悩み
御自宅の立地にもよりますが、近所の工事の音、電車や車の音、救急車のサイレン、近所の学校のスピーカーの音や子供の遊び声など、外から御自宅に入ってくる音もまた騒音と呼べるものです。
③音漏れの悩み
テレワークをしていると、仕事の電話やZOOM会議を行う機会もあるでしょう。
仕事上での会話では、どうしても社内の機密情報を発言することもあります。
ですが、電話などの声は無意識に大きくなりがちです。
御自宅内の家族だけならまだしも、窓から声が外部に漏れていることも大いに考えられます。
そうなると、機密情報も外に駄々漏れです。
このように、家の中や外部からの音、また自分から外に漏らしてしまう音と、音の問題は尽きません。
余計な心配をせず集中してテレワークをする為には、防音対策は必要不可欠なことなのです。
防音対策には2つの種類がある
防音対策には、下記の2種類の方法があります。
- ①取り付けタイプ
- ②防音室タイプ
2つのタイプを簡単に説明します。
①取り付けタイプ
取り付けタイプは、工事などを行わずに、防音対策グッズや吸音材でデスク周りに工夫を行うタイプです。
室内の反響を防いだり、遮断することで、通常の音量で会話できたり、外部への音漏れを軽減させます。
②防音室タイプ
こちらは市販の組み立て式防音ボックスを自室に設置、または防音工事(リフォーム)をして自室を防音室にする、というタイプです。
生活と仕事を完全に分けることが可能です。
周囲からの音や、御自身からの音漏れなどに気にすることなく、徹底的に仕事に集中することが可能です。
さらには、楽器の演奏やカラオケ、シアタールームなど、一般の家庭では中々周囲に気遣ってできないことも、防音室なら全く気にせずに活用することができます。
具体的な防音対策は?
では、具体的に防音対策はどうしたらいいのでしょうか?
- ①取り付けタイプの防音対策
- ②防音室タイプの防音対策
上記2つについて、それぞれ説明します。
①取り付けタイプの防音対策
パソコン周りに段ボールを取り付ける
段ボールを加工して、パソコン周辺を覆ってみましょう。WEB会議時に発せられる音や、キーボードのタイピング音などを軽減することができます。
カーテンを閉めて、周囲をマスキングテープで固定
窓は必ず閉めておきましょう。
外部からの音の侵入を防ぐだけでなく、電話の会話などが外に漏れることも防いでくれます。
その上で、カーテンを締め、さらにはカーテンに隙間ができないように伸ばし、周囲をマスキングテープで貼りましょう。
ガムテープなどの粘着性のあるテープは、カーテンや壁に粘着質が残るので、マスキングテープがオススメです。
二重に音を遮断させることで、さらなる防音効果が期待できます。
デスク周りをパーテーションで覆う
デスク周りをパーテーションで覆うことで、簡易的にはなりますが個室を作ることができます。
音を遮るだけでなく、視界からも余計なものを遮ることができるので、集中力も高まります。
ワークスペースをカーテンで覆う
上記のパーテーションで作った個室の外側を、さらにカーテンで覆うことで、防音対策の効果は高まります。
例えば、部屋の中のワークスペースを、カーテンで仕切ってしまいましょう。
突っ張りポールや突っ張り棒をつかってカーテンをひき、その内側にパーテーションで覆った個室を設置することで、2重の防音効果が期待できます。
床にカーペットやマットを敷く
床にカーペットや防音マットを敷くことで、吸音効果のほか、椅子を引いたりするときの音も防いでくれます。
またワークスペース以外でも、例えばお子様が走り回って足音で気が散るという場合でも、カーペットやマットを敷くことで、足音を防ぐことができます。
②防音室タイプ
組み立て式防音ボックス
組み立て式の防音ボックスは自分で組み立てられるものがほとんどです。
防音工事をするよりも予算が安価で済みます。
デメリットとしては、サイズや形が決まっている為、自室に置く場合にデッドスペースができてしまうこと、デザインも決まっているので自室の雰囲気に合わない可能性もあります。
防音工事(リフォーム)
部屋をまるごと防音室にします。
Box in Box型防音室と呼ばれ、躯体から防音室を浮かせることで、振動を伝達させないような構造にします。
メリットとしては、オーダーメイドですので部屋の広さや形状に合わせて施工が可能で、完成時に遮音性能の保証が付くことが多いです。
また、楽器演奏やカラオケなど他の目的にも流用しやすいです。
デメリットとしては、上記の組み立て式防音ボックスを購入するよりもやはり費用面はかかります。
ただ、費用はかさむものの、やはりそれ以上のメリットが感じられるのも防音工事の特徴です。
弊社の事例をいくつか御紹介します。
オーディオルーム(K様)
木造戸建住宅にオーディオルームを作ったK様。
映画好きのK様ですが、以前は御家族に気を遣って、音量を控えめにしていたそうです。
防音室を作ってからは、夜中でもボリュームを気にせずに映画や音楽を楽しめるようになったのが嬉しいとのことです。
詳しくはコチラ
クラリネット室(小野寺様)
築50年の御自宅にクラリネット室を作った小野寺様。
組み立て式の防音ボックスの検討もしましたが、家が古いこともあり、防音ボックスの重量に床が耐えられずに抜けてしまう心配があったことから、新たに防音室を作ることに。
防音ボックスだと、窓のない密室がほとんどですが、防音工事(リフォーム)だと窓を残しながら防音室を施工するといった御希望に添うこともでき、とても明るい部屋に仕上げることができました。
上記はテレワークの事例ではありませんが、密室であり面積に制限される組立式防音ボックスとは違い、広さに制限がなく、日の当たるように窓を残したまま施工し明るくお部屋に仕上げるなどの自由の効く防音工事(リフォーム)もオススメです。
工事の費用面など詳細が気になる方はこちらの記事を御確認ください。
防音リノベーションで騒音を解決!工事の方法や予算・注意点・施工例の紹介!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回の記事をまとめると、在宅のテレワークを行う人の音に対する3つの悩みは
- ①生活騒音
- ②外部騒音
- ③音漏れ
からの悩みでした。
防音対策としては、比較的お金のかからない「取り付けタイプ」の簡単にできる防音対策を5つ。
お部屋の中に組み立て式の防音ボックスを置いたり、お部屋ごとリノベーションする「防音室タイプ」の防音対策をご紹介しました。