マンションの洋室に防音工事を実施
五十嵐様は2021年7月にお問い合わせいただき、2022年1月にご契約いただきました。

2月1日に着工し、同月25日に完工。

5.9畳だった洋室は、3.9畳のピアノ室に生まれ変わりました。

防音工事は約300万円でご契約。

技術営業は岩崎が担当させていただきました。

防音室付き物件から、防音室なし物件への引越しで不安が高まる
以前入居していた自宅は、防音室付きの賃貸マンションでした。
貴重な防音物件でしたが、築古だったことや娘の就職もあり、今の物件に引越しました。
防音室なしの物件は演奏時間が限定されるうえ、やはり、音漏れがないか不安にかられます。
また、コンクリート壁で音が響き過ぎるため、耳への負担が大きくなんらかの施工は必要と考えていました。
引越しから約1年間、幸いにも苦情はありませんでしたが、上下階に響くおそれがついて離れませんでした。  
金額のためらいもありましたが、ピアノの定期調律も迫っていたため、防音工事を決断しました。

限りある予算の中で、ピアノを思う存分弾ける環境をご提案
防音対策を行うなら定型タイプではなく、リフォームをして確実な対策を施したいと思い、 防音工事が可能な施工会社を探しました。

他社に問い合わせたところ、予算内では難しいと言われてしまいました。

環境スペースも候補に挙がっていたものの、ウェブサイトのつくりがスタイリッシュなゆえに、防音工事も高額な印象です。

問い合わせし、無理を承知で予算を伝えたところ、担当の岩崎さんも険しい表情でしたが、見事、許容可能な範囲の見積もりを提示してくださいました。

見積明細の一点一点をわかりやすくご説明いただいたところも好印象でした。

在宅勤務を活用して防音工事を依頼
発注を決断したものの、契約は一度保留にしました。

コロナ禍の緊急事態宣言解除に伴い、勤め先が在宅勤務を解除し、出社せざるを得ない状態になってしまったためです。

出社が原則となると、工事中に立ち会えなくなるうえ、施錠・解錠の課題が生じます。

結果的に岩崎さんと不在時の鍵の管理方法を協議している間に再び在宅勤務が推奨される状況になったため、契約を締結し、予定どおり着工に至ることができました。

工事に付随する業務も段取り良く進行！ご契約翌月に着工。
工事に際し、岩崎さんが管理会社への連絡や近隣住人へのご挨拶、マンション内のお知らせをテキパキと進めていただきました。

防音工事は2022年2月1日から始まりました。

工事中の解錠対策に一工夫！双方の負担が少なく進行しました
現在住んでいるマンションはオートロックのため、鍵がないと入れません。

職人さんには朝に合鍵を渡し、夕方に返却してもらうことで、マンションの出入りが円滑になるよう配慮しました。

部屋はエレベーター前と動線が良く、在宅勤務スペースはピアノ室から独立していたため、私と職人さんの双方に負担が少なく進行しました。

工事は順調に進み、予定よりも早く完工しました。

防音・音響性能に優れた空間だからこそ得られる喜びがある
約1カ月間の工事が終わり、リビングに移動していたピアノを防音室に運びました。

調律を終えたピアノを弾いてみると音響も心地良く、素晴らしいピアノ室が完成した実感を得ました。

「音漏れしていないか?」といった不安もなくなり、自由に弾ける楽しさを取り戻すことができました。

響きに対する研ぎ澄まされた感覚が戻ってくるような気がします。

防音工事をした家に住むのは二度目ですが、「防音室は人生を変える」と改めて実感しています。

ピアノ室によって向上心と幸福感が増す
時折、娘や遊びに来た友人もピアノを弾いています。

素晴らしいピアノ室が完成したため、レッスンを再開しました。
再び人前で演奏できるレベルまで取り組みたいと思います。

人生は長いので、音楽に取り組める環境があるのは幸せなことです。
楽曲と自分と向き合うことによって、心が豊かになることを実感します。

今もなお防音物件を望んでいる方は多いはずです。
今後もしこの物件から離れたとしても、きっと誰かの役に立つと考えています。
※取材＆記事作成：川名