ビル1階に防音工事を実施
佐藤様は2022年9月にお問い合わせいただき、11月にご契約いただきました。

2023年2月1日に着工し、3月31日に完工しました。

94.53㎡の店舗には、スタジオを2部屋ご用意。

技術営業は森、設計は京谷が担当させていただきました。

ビル取り壊しによる立ち退きを突如迫られて...
足柄屋STUDIOを開業したのは2011年2月です。

店舗名は「私の地元でもある小田原・足柄地方に住むお客様が気軽にご来店いただけるように」と命名しました。

小田原駅近で24時間演奏できるスタジオとして、今まで多くの方々にご利用いただきました。

しかし開業から11年が経過した2022年5月、店舗が入っていたビルの取り壊しが決まり、やむなく移転せざるを得ない状態に陥ってしまったのです。

やっとの思いで見つけたテナント。移転に光明が差し込む
ビル取り壊しによる立ち退きの話を聞いたとき、体に衝撃が走りました。

本当にショックでしたが、いつまでも落ち込んではおられません。

取り壊しの話を聞いた後、必死で次のテナントを探しました。
しかし物件をたくさん調べても全然見つかりません。

頭を悩ませていたとき、店舗が入っていたビルの不動産会社が親身に対応してくださり、12月に空く今の物件を探し出してくれたのです。
これには本当に喜びました。

開業時から信頼できる環境スペースに依頼を決定
環境スペースと出会ったのは2011年の開業時です。
当初、大家さん指定の業者で防音工事を行ったのですが、音漏れしてしまいました。
その際に環境スペースに依頼し、一から作り直してもらった経緯があります。
工事は抜かりなく、11年間営業できた安心感があります。
過去の依頼から性能面については熟知していました。
今回も音漏れには失敗したくない強い想いを抱き、安心して任せられる環境スペースに依頼しました。

支援者に多大な感謝！契約から工事まで滞りなく進みました。
打ち合わせからスタジオの完成まで小田原で打ち合わせさせていただきました。
1人で店舗を運営しているため、とても助かりました。

移転工事をすすめる中、クラウンドファンディングも実施。
なんと50名近くのお客様からご支援をいただきました。
一人あたりの支援額も高く、感謝しかありません。

12月に契約を決めたテナントは、1月中は解体工事。
2月1日からスタジオ制作の工事が始まりました。

移転前の反省を活かし、アップデートしたスタジオができあがる
移転工事に伴い、前の店舗で出た改善点や反省をすべて反映させました。
・スタジオに鏡を設置
・照明の調光
・自分ひとりで24時間を回しているため、スタッフルームにシャワールームを設置
この頃にはビル取り壊しのショックから立ち上がり、新しいスタジオができあがるワクワク感で胸を膨らませていました。

以前の店舗は現在の店舗から3軒隣のため、進捗をたびたび見に行っていました。

音漏れの心配がない！バンドマンにとって気持ちの良い空間
移転前のお店は3月31日まで運営していました。
同日に移転後のお店をお引渡しいただき、機材を移動。
4月中は1カ月準備し、5月1日に再オープンしました。
さっそくご来店いただいた皆様から、高評価をいただきました。
特に練習室に鏡を設置したことや喫煙室に喜ぶお客様が多かったです。
これまでの反省を大いに活かせたと思います。
上階はライブハウスなのですが、当店から音漏れはありませんし、ライブハウスや外側からの音の侵入はありません。
お客様が気持ちよく演奏し、集中できる環境が完成しました。
私も日頃の店舗のメンテナンスを怠らず、きれいな状態を保ちつづけることができるよう精進します！

お客様の笑顔のために、さらなる挑戦は続く
移転したことで新しい可能性を感じています。
「今までやれていかなかったこと」や「やりたかったこと」を徐々に実行しています。
5月20日（土）に足柄屋STUDIO初のスタジオライブ開催の機会をいただきました。
まずは一歩前進と喜びを噛みしめています。
足柄屋STUDIOでは演奏を楽しむのはもちろんのこと、スタジオ全体でご満足いただく「バンドマンの遊び場」をコンセプトに、今後も笑顔を増やしていきます。
取材＆記事作成　川名