ご家族の夢を実現 生まれ変わった防音室で気兼ねなく練習を
お客様データ概要
お客様名 | クラリネット室 小野寺様 |
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用途 | クラリネット練習室 |
広さ | 8畳 |
建物構造 | 木造 戸建て |
施工日数 | 約3週間 |
施工エリア | 東京都 |
防音室を作ったきっかけ
音楽大学でクラリネットを専攻なさっていた小野寺様。卒業後もクラリネットを続けることにしたのですが、練習する場所がなくなってしまったのがきっかけです。
朝早くに大学の練習スペースに行けば練習できないことはありませんでしたが、コンクール前の練習に集中したいときは、早朝や深夜に練習したいこともあり、ご自宅に防音室がないと不便だと感じることもありました。
ご家族に相談して、昔おじい様が会社の事務所として使っていた場所に防音室を作ることになさいました。
お客様の要望
お母様が、防音室に対して明確なイメージをお持ちで、硝子があったほうが良い、床はフローリングで、クローゼットは残したいなどのご希望がはっきりしていました。
知り合いの方から、組立式の防音室も勧められましたが、築50年の古い家のため、防音室の重量に床が耐えられず抜けてしまうかもしれないという不安もありましたので、そういった相談もできる会社にお願いしたいとお考えでした。
解決方法
建物の状況確認や現地での音の測定を実施して、どのくらいの遮音性能値が必要かを計算しました。防音構造は非常に重い建材を使用しますので、部屋の床を解体し補強した上で防音室を作るというプランをご提案いたしました。
当初、窓を塞ぐことをお勧めしていましたが、お客様のご希望で窓を残すことに。防音性能を確保するためには壁を厚くする必要があり、そのせいで部屋がどのくらい狭くなってしまうのかもご説明しましたが、逆にご安心、ご納得いただけました。
測定資料事前測定
ご成約
様々な角度・視点からご提案をさせていただき、
お客様のご要望通りの性能・プランでのご成約となりました。
施工開始
施工中の様子
※クリックで画像の全体を表示できます
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重い防音構造を支えられるように、床を解体して補強しました。
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防振材を使って振動が伝わらないようにしています。
完了測定
施工担当者からのコメント
築年数の古い建物でしたが、構造補強をすることでしっかりした防音室を施工することができました。ご自宅の事務所が防音室に生まれ変わって、ご家族の方も喜んでいらっしゃることと思います。
窓は残して正解でしたね。とても明るい部屋に仕上げることができました。
仙台にお住まいのお母様とは電話やメールで打合せをさせていただくことが多かったのですが、一度お伺いしてお話をしたときに、「防音室は私と娘の夢です」とおっしゃっていました。すごく身が引き締まる想いになりました。僕の中で一番胸に残っている出来事ですね。