おうち時間を楽しむ彼女の電子レンジ・・・あの音の正体は?
おうち時間が長くなっている方も多いと思います。
今だからできること、私も何か始めようと思い、「オンライン飲み会」やってみました!
今は、オンライン飲み会専用のツールなども出ているそうですが、今回は、仕事でも使うことの多い「Zoom」で開催♪
私も含め、仕事上でオンライン会議なども経験のあるメンバーがほとんどだったのですが、初めてのメンバーが一人いたので、みんなで使い方を教えあったりしながら、何とかスタートにこぎつけました。
部屋飲みならではのゆる~い雰囲気で、
それぞれに用意したお酒やおつまみをプチ紹介したり、
知らない機能を教えてもらったり(自分も勉強になって最高!)、
時々ペットが乱入したり。
私の部屋は、ベッドやクッションなど音を吸収(吸音)する物がPC周りに多かったので、クッションを遠ざけたりして、できるだけ声がこもらないように気をつけましたよ♪
教えてもらった機能で一番気になったのは「美肌モード」。
特に、女性には嬉しいですよね。
今度、仕事の時にこっそり使ってみようと思いました(笑)
気になる!電子レンジの音
友人の一人は、自宅にいる時間が長くなったからちゃんと料理をしようと思ったらしく、以前から気になっていた「ちょっとだけ高級な」電子レンジを、思い切って購入したそうです。
温め終わったあとのお知らせ音、今は「ピピピ・・」「ピ―」という電子音も多いですが、私世代は、レンジの音と言えば「チン!」でした。
(とは言え、今でも「レンチン」という言葉は生きてますよね。)
ところが!
彼女の購入した電子レンジは、「チン!」でも「ピ―」でもなく、何とアコースティックギターの「シャララン・・・♪」という音でお知らせしてくれるという素晴らしいものでした。
(そう、知っている人は知っている「バ○○ューダ」です。)
完了のお知らせ音だけではなく、メニューをセレクトする時や調理中にも、心地よいギターやドラムの音を奏でてくれるのです。
これらは全て、プロのミュージシャンの生演奏をサンプリングして搭載したということで、そのこだわりに驚きました。
商品自体は2年以上前に発売されていて、おしゃれな彼女は当時から目を付けていたのですが、今のような状況になり、おうち時間を少しでも楽しもう、と思い切って購入を決意したのだそうです。
「このレンジを使って節約メニューを考えているの」と。私も見習おう・・・
ところで。
電子レンジの「チン!」という音、なぜ「チン!」なのでしょうか?
1964年に注目された電子レンジ
話は、前回の東京オリンピックの年までさかのぼります。
1964年、東海道新幹線が開通しました。人気だったのは、温かい料理を提供してくれる「ビュッフェ車両」。
ところが、東京~新大阪間を約4時間で走行する超特急です。乗車時間も短いため、寝台列車などのように料理をゆっくり提供するわけにはいきません。そこで採用されたのが、開発されたばかりの電子レンジでした。
電子レンジのおかげで温かい料理を素早く提供することができたビュッフェは多くの人々に親しまれ、同時に電子レンジも普及しはじめます。
そして翌年1965年には、家庭用の電子レンジが登場しましたが、実はこの時まだ、あの「チン!」という音はついていなかったんです。
「温め終わったことに気づかなくて料理を取り出し忘れてしまい、気づいたら冷めていた」という苦情があったことから、何かお知らせ音を付けようと考えました。
小さくても注意をひく音といえば……
そこで採用されたのが、なんと自転車のベルの音。
街の中にいても、小さい音ながら人々の注意をひく自転車のベル。当時の開発者は、この音に目を付けたのだそうです。
そしてついに1967年、電子レンジに「チン!」の音が付くことになりました。
これが大ヒットし、50年以上たった今でも「レンジでチン」は万人に通じる機能、言葉として浸透し続けることとなったのです。
身近な音の由来をゆっくり考えてみたり、
オンライン飲み会のような新しい楽しみ方を試してみたり、
電子レンジを新調した彼女のように、生活を潤してくれる「音」を楽しんでみたり。
大変な時期だからこそ、
そういった、ちょっとした「音」の小ネタなどもお届けしていこうかと思います。
疲れた時は、時々ブログをのぞきに来てくださいね。