【防音工事で一変する生活】誤った防音対策が、健康に悪影響を及ぼすことも…
(2022/08/30)

お客様と会話をする際に、防音工事を行った背景を必ずお聞きします。
やはり何かしら悩みがあってご依頼された方がほとんどです。
防音工事を実施する前の悩みや失敗例、反省例も掘り下げていきます。
音漏れの懸念が払拭されるだけで、生活の室は飛躍的に向上する
気持ちよく演奏をしたいのに、近隣への音漏れは最も懸念すべき点だと思います。音漏れの有無にかかわらず「聞こえているかも?」という感覚がある時点で、気持ちよく演奏できませんよね。
その「聞こえているかも」の状態が長続きすると、気疲れしてしまいます。
仮に近隣への音漏れがなかったとしても、同じ屋根の下に暮らす家族からの苦情で、肩身が狭い思いをした方もいらっしゃると思います。
レコーディングや配信をされている方は、外からの音や家族の声で、撮り直しを余儀なくされた経験があるのではないでしょうか?
逆に自分の何気ない行動が、家族が行っている録画やオンライン会議を遮っているかもしれません。
「音の問題」とは敏感で、誰もが直面する可能性を持っているともいえるのです。
「もし、室内の音が外に漏れなかったら…。外からの音が入らなかったら…。」といった問題が払拭されたことを想像してみてください。
様々な心配の種やストレスから解放されることでしょう。
誤った対策が音場空間や健康に悪影響を及ぼす場合も
生活音ならまだしも、演奏による音漏れ対策を練っている方も多いと思います。近隣や家庭内への音漏れを意識し、通販などで簡易的に対策を取られる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
予算を過度に抑えてしまった場合、対策によっては不具合が生じてしまいます。
吸音材や吸音素材を部屋中に貼り付ける
吸音材や吸音素材を部屋中に貼り付ける防音対策があります。遮音はなんとか対策できましたが、吸音しすぎて音がデッドになってしまい、練習をしても本番のスタジオと程遠いつくりになってしまう。
練習と本番の環境にギャップがあると、本番当日の演奏をする瞬間まで不安ですよね。
上達しているのか上達していないのかの指標が分かりづらくなってしまいます。
プロの音楽家を目指す上で、幼少期から良い音にふれる重要性を、複数の音楽家からお伺いしたことがあります。
それほど生の音は大切だということでしょう。
ヘッドフォンで体調不良も…。
ヘッドフォンで練習をされる方も多いと思います。安価ですぐに実践できるため便利です。
しかしヘッドフォンで演奏すると、音がキレイに聞こえすぎてしまうなどのお声もいただきます。
健康面ではピアノを長時間、演奏すると頭痛がしてしまう方や、音楽制作をしている主人の耳が遠くなったなど、ゾッとするお話もお聞きします。
音楽の上達だけではなく、健康面でも悪影響が発生することも考えられるのです。
周りに気兼ねなく演奏できる環境はとても幸せ
健康への被害や音場環境に頭を抱えていたお客様も、防音工事によってストレスが段違いに軽減された感想を多数いただいております。エレキギター・DAW・配信スタジオ(井上様)

https://www.soundzone.jp/voice/13389/
自宅に防音室があると、一緒に住む家族も快適です(奥様)
よく友人を自宅に招くのですが、どんなに話が盛り上がっても、主人のいる防音室には響きません。
逆に防音室からの音がこちらに響くこともありません。
とても快適です。
最近ではリモートワークが増えて、家庭内ストレスが増える事例もありますが、ウチにその心配はありません。
仕事部屋が防音室になっただけでも快適なので、ぜひお悩みの方にオススメしたいですね。
DTMスタジオ(T様)

https://www.soundzone.jp/voice/13525/
自身で感じたストレスだけではなく、妻からの客観的な意見もありました。
耳への負担が大きすぎて、ある日、テレビの音が大きくなったことを指摘されました。
活動を長く続けるためにも、健康は必須です。
このままではいけない!と痛感し、本格的に防音室をつくることを考えました。
ピアノ室(辻本様)

https://www.soundzone.jp/voice/13196/
自宅でアップライトピアノを28年間使い続けてきました。
当時はリビングにピアノを設置し、消音機を取り付け、ヘッドフォンを着用して弾いていました。
しかし鍵盤を叩くカタカタ音が、どうしても家族に聞こえてしまいます。
なにかと気遣ってくれましたが、悪気を感じながら弾いていました。
また騒音だけでなく、ヘッドフォン付きで3時間ばかり弾いていると、めまいを起こすようになりました。
体調にも悪影響が出始めたとき、防音室を考えるようになったのです。
もし皆さまが行おうとしていた防音対策が音響や健康に悪影響を及ぼすものではなかったでしょうか?
音楽活動を長く行うためにも、特に健康にはお気をつけていただければと心から思います。
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