サービスの流れ
1ヒアリング
お客様を訪問し、要望・課題をヒアリング致します。
音源(楽器等)、敷地・建物の状態、音出しの時間帯や頻度、周辺環境、遮音性能や音響に関するご要望など様々な観点からヒアリングを行います。
お客様を訪問し、要望・課題をヒアリング
音源(楽器等)、敷地・建物の状態、音出しの時間帯や頻度、周辺環境、遮音性能や音響に関するご要望など様々な観点からヒアリングを行います。
鏑木様の場合、物件の建築設計施工を担当したスターツCAMへの防音の依頼がきっかけで、施工のご相談を頂きました。
ご要望
-
遮音性能
近隣が住宅街であるため音が外に漏れてはいけない。
音楽のジャンルは声楽なので、演奏に支障がないよう外からの音も防ぎたい。 -
音響
声楽(アカペラ)を行う音楽ホール、という特殊な音響に対応してほしい

2現場調査・音響測定
2現場調査・音響測定
使用時間の測定、暗騒音の測定
音響設計には専門的な音の診断が必要です。施工する環境に応じ、周辺環境や使用時間に応じた周波数分析を行い、どういうプランが適正かを判断します。
声楽(アカペラ)を行う音楽ホールに適した環境を、ということで、お客様はかなり長めの残響時間をご所望されていました。
イメージは「天から音が降ってくるような」音響です。
具体例として、お客様がいつもコンサートを開催されている都内の教会を挙げられたため、実際に環境スペースのスタッフが同教会でお客様のコンサートを拝聴いたしました。
また、同日に音響測定も行い、お客様のイメージする音場の調査をしました。
3プランのご提案・見積書の作成
3プランのご提案・見積書の作成
プレゼンテーション(図面・パース・模型等)
ご相談の内容から必要に応じて、1~数案ご提案します
プレゼンテーション(図面・パース・模型等)
ご相談の内容から必要に応じて、1~数案ご提案します
「長方形を積み重ねればいいだろう」、という程度でイメージされていましたが、「壁を曲げることで音が良くなる」との建築音響面での専門的な提案に対し、ご満足を頂けました。
予算イメージとしてお持ちなのは一般的なピアノ防音室程度で、音楽ホールのような規模になるとどのくらいか予想もつかないとのことでした。実際に提示したお見積額は、お客様にとって「この一部屋で家を一軒建てられるくらい」目を見張るものとの感想でしたが、「本格的な防音設備や音響設計を備えるとなると納得のできる」金額で着地しました。
4ご契約
5設計期間
5設計期間
5-1基本設計
基本設計
部屋の形状や部屋同士の配置、機材や楽器の配置を決定
基本設計フロー
1. 設計監理業務契約 > 2. 打合せ > 3. 基本設計図面提出

鏑木様邸は、建築設計が別会社で進んでおり、そちらとのすり合わせ等の関係で、基本設計完了までじっくり時間をかけてご検討なさいました(約1年)。
なお、弊社が建物本体の設計段階から参画した場合、最短で1~2ヶ月の期間に短縮できます。
基本設計フロー
- 設計監理業務契約
- 打合せ
- 基本設計図面提出
5-2実施設計
実施設計
基本設計プランに基づいて具体的な遮音構造や吸音構造の詳細を決定していきます。
建築音響の決定:
外部、内部、隣室との遮音、空調騒音などを詳細に決定します。
遮音仕様の決定:
外部、内部、隣室、上下階間の遮音仕様を物理的なデータに基づき設計します。
室内音響の決定:
内装材料、配置、特殊吸音構造を決定し、室形、反射板形状の詳細設計をします。
実施設計フロー
1. 実施図面作成 > 2. 打合せ > 3. 地盤調査

実施設計フロー
- 実施図面作成
- 打合せ
- 地盤調査
鏑木様邸は、建築設計が別会社で進んでおり、そちらとのすり合わせ等の関係もあり、基本設計完了までじっくり時間をかけてご検討なさいました(約1年)。なお、弊社が建物本体の設計段階から参画した場合、最短で1~2ヶ月の期間に短縮できます。
6施工
6施工
施工途中にて現場チェック
施工途中にて現場チェックを行い、遮音構造が問題なく施工されているか、実際に使われている仕上材が音響上また、施工上問題がないかどうか等を確認します。当社では、部屋の仕上げ段階において、お客様と設計者が一緒になって部屋の材料配置、機材や楽器の設置方法、調整について自分の耳で<音決め>をしていただいております。
騒音遮音の確認:遮音構造施工の確認、騒音対策確認等を施工中に行います。
室内音響の確認:吸音面、反射面のチェック、天井・壁面形状の確認、その他音響構造の確認。
施工フロー
- 工事契約
- 工事着工
- 地鎮祭
- 図面どおりに工事が進んでいるか現場を確認
・施工図の確認・問題解決
(週1回程度の現場定例会議。適宜進捗状況のご報告と打合せをさせて頂きますので、時々現場を確認して頂く程度で進めることができます) - 上棟式
- 中間検査(行政・消防)
- 完了検査・各種検査(行政・消防)→確認済証交付
- 当事務所検査・施主検査
- 手直し工事
- 竣工写真撮影
完成間近の頃、お客様に内部をご確認いただいた際に、軽く声出しを行っていただきました。
お客様は一声発声するなり、「こんなになるとは!思っていた以上の響きです!素敵です」と大変感激されていました。
当初イメージされていた「天から音が降ってくるような」響きが実現でき、さらに想像を超えるものであったことに大満足のご様子でした。
7完了検査・測定
完成後に目標とした音響遮音性能が得られているかどうかを測定により確認します。
音響モニター設備に関しては、スタジオのミキサーを交えて音響調整を行い、音決めをしていきます。
建築音響の測定:残響時間周波数特性、遮音性能、設備騒音、NC値等。
室内音響の調整:伝送周波数特性、音色、低位感、定在波、反射音の干渉の低減、音場補正、残留雑音の有無。


完成後に目標とした音響遮音性能が得られているかどうかを測定により確認します。
音響モニター設備に関しては、スタジオのミキサーを交えて音響調整を行い、音決めをしていきます。
建築音響の決定:
残響時間周波数特性、遮音性能、設備騒音、NC値等。
室内音響の決定:
伝送周波数特性、音色、低位感、定在波、反射音の干渉の低減、音場補正、残留雑音の有無。

一声「ああ~」と出しただけで、その出来映えに感動しました。自分が上達したと思うくらいでした。
防音:近所を通る救急車のサイレンや生活騒音も全く気になりません。
空間については2階に防音のリハーサル室を備えていますが、一般的な防音室によくある「窮屈な感じがして、長時間いられない」というところがなく、このリハーサル室は空気感がとてもよく、長時間練習しても問題ありません。
8お引渡し




一声「ああ~」と出しただけで、その出来映えに感動しました。自分が上達したと思うくらいでした。
防音:近所を通る救急車のサイレンや生活騒音も全く気になりません。
空間については2階に防音のリハーサル室を備えていますが、一般的な防音室によくある「窮屈な感じがして、長時間いられない」というところがなく、このリハーサル室は空気感がとてもよく、長時間練習しても問題ありません。
