DTMスタジオ(外山様)
設計が自由な上に、顧客の立場に立ってご提案いただきました
DTMスタジオ(外山様) | |
施工種別: | DTM |
建物タイプ: | DTM・DAW |
地域: | 埼玉県 |
広さ: | 4畳 |
埼玉県新座市でご契約されました外山さまへ、プライベートスタジオ誕生の経緯を伺いました。 外山さまは会社員としてお勤めされながら、レーベルを立ち上げ、趣味で楽曲制作や配信などを行っておられます。 |
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幼少期から楽曲制作に没頭。大人になっても熱は冷めない小学生から初めた楽曲制作
音楽をつくることは昔からしていました。
小学時代はファミリーベーシックを友だちから借りて遊んでおり、音楽の授業で学んだ音楽を作ったりしていました。
中学時代はPC8801を扱い、高校時代はRolandのハードウェアシーケンサーを購入。
専門学校時代は、バイトでお金を貯めながら、打ち込み用のキーボードやDJセットなどを購入していました。
漠然とですが音楽は好きで、これまでずっとやってきました。2年前に独自ドメインを取得し、レーベルを立ち上げた
就職して上京したらiMacを購入し、そこから本格的な打ち込みが始まりました。
当時6畳の1Kに住んでいましたが、部屋がパツパツになるまで機材を設置していました(笑)
その後、ソフトウェアで完結できるようになったので、ソフト面を強化し、本格的にハマってきたのです。
そして、2年前に独自ドメインを取得し、レーベルを立ち上げました。
現在、Tune Coreなどで配信をしています。 -
近隣から苦情があったため、防音賃貸マンションか防音工事を検討1度のクレームで、楽曲制作を行うたびに不安になる
以前住んでいた場所では、楽曲制作の際に、昼間ではそこそこの音を出し、夜は抑えるよう心がけていました。
しかしある日、気がついたら夜の22時くらいまで、結構な音を出しており、案の定クレームが来てしまいました。
それから注意はするものの、いつまたクレームが来るか、不安で仕方がありません。
制作する日時や曜日を限定したりしていました。
結果的にクレームはなかったのですが、やはり心労が重なります。
そういったストレスもあって、防音賃貸マンションを検討しました。居住スペースの観点から、分譲マンションに防音工事を決定
たくさん調べる中で出てきた、防音賃貸マンションから、ある日“空き”の通知が携帯電話に届きました。
しかし憧れとは裏腹に、ふと自分を悩ませたのは”部屋の広さ”でした。
部屋が狭くなるため、引っ越したら自分が持っている家財を沢山処分しなければならない..。
その上、家賃を増えるところに、本当に引っ越して良いものか悩みました。そんなことを悩んでいる内に、30分以上が経ち、結果的には他の希望者が申し込むこととなりました。
その後も探しましたが、高い賃貸マンションばかり..。
最終的に、分譲マンションに防音工事という選択肢を選びました。 -
顧客を思いやる意見と、早い見積もりで環境スペースに依頼を決定現地見積もりと現地調査を当日中に行ってくれました
分譲マンションに防音工事をすると決めたとき、気持ちを切り替えて物件をすぐに探しました。
また、防音工事を調べて、お客様事例を見て検討し、概算の見積もりを3社に依頼しました。
環境スペースに依頼したのは、他社では提示されなかった、解体費用や換気性能も丁寧に説明してくれたところです。
自分の意見も柔軟に聞いてくれました。
割と早い段階から、環境スペースに依頼することを決めました。先延ばしができない「引越し日」に、なんとか間に合いました
防音工事は、引越し準備と同時進行で行われました。
工事中も休日が運良く重なったり、仕事の都合がついたりして、工事と引越しが滞りなく進められました。
建物と工事の関係で、工期が予定よりも少し延びてしまい、一時期はヒヤヒヤしましたが、引越し日までに無事に完工。
引越しに間に合って、本当に良かったです。 -
幼少期から抱いていた「自宅にスタジオをもつ」夢が叶いました顧客の立場に立って提案していただいたことが嬉しい
防音工事が終わり、引っ越しも落ち着いた今、楽曲制作だけではなく、制作外での時間も楽しんでいます。
寝る前に心地の良い音楽を流したり、好きな映画を見たり、とても重宝しています。
防音室の満足度はかなり高いです。
200V電源を引いてもらったのですが、その性能にとても驚き、感動しました。
家ではないような錯覚を覚える空間に、喜びを感じています。
顧客の立場に立って、どういうモノを求めているのか、どのくらいのレベルのモノを求めているのか、コストの兼ね合いも含めて、色々と提案してくれたのが嬉しかったです。今後はアーティストさんに楽曲提供をしていきたい
防音室をつくるにあたり、予算削減してもらうところは削減しました。
ライトや吸音材は自分で探し、カーペットは再利用、施工は環境スペースに依頼、といった対応も柔軟にしてくれました。
予算を抑えましたが、結果、防音性能には遜色ありません。
防音室によって、楽曲制作のモチベーションは全く変わりました。
まず音が良いと単純に気持ち良いですね(笑)
そして、「苦情が来るかもしれない」というストレスが全くありません。
今後はこの防音室でつくった楽曲によって、アーティストさんが喜んでくれるような楽曲を制作し、提供できるよう取り組んで行きたいと思います。
※取材&記事作成:川名