以前から住んでいたマンションの自室に防音工事を依頼しました。

依頼のきっかけは、10年以上前に始めた三味線の練習です。

宿題が増えた為、自宅で長時間、気兼ねなく練習できる場所が必要となりました。

マンションの築年数も経過しており、自宅周りも静かな事から防音室を検討しました。

三味線の練習場所として、当初は定型タイプの防音室を検討しました。

しかし防音室の外観及び内観から窮屈な雰囲気があり、あまり気が進みません。

この際に思い切ってリフォームをしようと決意し、防音工事が可能な会社をネットで検索したのです。

防音施工会社を検索した所、環境スペースさんが表示されました。

ウェブサイトでは防音工事の実績や事業年数の他、防音工事に特化している様子が伝わります。

ここなら安心して任せられそうだと感じ、問い合わせしました。

相談時に自身が演奏したい楽器や演奏時間、マンションの状況、予算等も伝え、実際に現調に来ていただきました。

三味線の音圧はもちろん、室外の暗騒音も綿密に測定いただき、予算の中で提案いただいた内容に納得して契約しました。

契約締結が2021年1月でしたが、着工は翌年2月からお願いしました。

当時はコロナ禍の真っ只中で、隣人に伺ってもリモートワークを取り入れている住人がほとんどです。

在宅でストレスを抱えるであろう期間中に、騒音の出る防音工事を行い、周囲から苦情が来ても困ります。

急ぐ工事でもない為、マンション内の様子を見ながら着工日を見計らいました。

防音工事を行う際は部屋を解体する為、私は一時的に引越しました。

工事中は工事の初期及び工事の中盤、引渡しの3度に渡り、様子を見に伺いました。

自室はもちろんの事、マンション玄関から自室にかけて共有部も綺麗に養生を施しています。

工事を丁寧に進めている事に感心しました。

防音工事の竣工後、さっそく三味線を演奏しました。

音が漏れる心配が一切なく、気兼ねなく演奏ができる事に感動しました。

完成から2年以上経った今も長時間の演奏が可能であり、非常に満足しています。

気兼ねなく練習できる事で、発声も演奏音も変わりました。
音漏れを懸念して遠慮がちに発声すると、その声が地声となってしまい、本番で発する声が小さくなってしまいます。

癖や習慣が集積されて本番に影響する為、防音工事をご検討されている方は早期に実施する事で、練習の質が向上し、着実な上達が見込めるでしょう。

素晴らしい音響空間が完成したので、私も三味線の練習に精進いたします。

※取材＆記事作成：川名